noposiについて
私はポジションを取らない
「今が買い時です」「暴落は近い」——毎日、こうした断言があなたのタイムラインを流れていきます。でも、少し立ち止まってみてください。その人は、本当にあなたのために語っているのでしょうか。商品を売りたい人、すでにその持ち高を抱えている人、注目を集めたい人。経済情報の多くは、語り手の都合から逃れられません。
noposi(読み:ノーポジ) は、その流れに乗らない、独立系のマクロ経済ニュースレターです。
名前は「ノーポジション」から来ています。買いか売りか、強気か弱気か。世の中の経済情報は、たいてい誰かの立場から語られます。ポジションを持つ人は、自分のポジションに都合よく世界を語る。それ自体は悪いことではありません。ただ、読む側がそれに気づかないまま流されてしまうことが、問題なのです。
だから noposi は、結論を売りません。売り買いを勧めません。 代わりに、世界経済を読み解くための「枠組み」だけをお渡しします。判断するのは、いつもあなたです。
世界経済を、ポジションなしで読む。
なぜ、このニュースレターをつくるのか
断定は、気持ちがいい。読む側も、答えをくれる声に惹かれます。けれど、断定が多い世界では、外れた予測は静かに忘れられ、当たった予測だけが声高に語られていきます。
経済は本来、ひとつの「正解」で語れるほど単純ではありません。同じデータを見ても、強気の人と弱気の人がいる。両方に、それぞれの理屈がある。なら、その両方を等価に並べて見せるのが誠実なのではないか。これが noposi の出発点です。煽らず、急かさず、データに語らせる。それだけです。
対立する見方を、どちらにも肩入れせず公平に並べる——海外には、その姿勢で信頼を築いた報道の先例があります。私は同じ姿勢を、経済の領域で、日本語から実践します。
どう作っているか ── 毎週の6ブロック
noposi は、毎週ひとつのテーマを、この順番で読み解きます。
- 今日のテーマ ── 何を扱うか
- 事実(中立) ── 何が起きたか。出典つきで、淡々と
- 強気の見方 ── 楽観派は、なぜそう考えるのか
- 弱気の見方 ── 悲観派は、なぜそう考えるのか
- 中立・第三の視点 ── どちらにも収まらない読み方
- noposi の整理 ── 論点を整える
③と④は、必ず同じ熱量で書きます。これが noposi の背骨です。中立は、心がけではなく執筆ルールとして守ります。
そして最後の⑥でも、私は立場を表明しません。何かを買え・売れとも言いません。 ここでするのは、その日の論点を地図のように並べ直すこと。どの分かれ道で意見が割れているのか、何が決め手になりそうなのか。あなたが自分で考えるための道具を渡すまでが、私の仕事です。
信頼の仕組み
中立を名乗るのは簡単です。だから noposi は、それを仕組みで証明します。
- 出典を必ず示します。 数字や事実には、確認できる出どころを添えます。
- 間違えたら、正直に訂正します。 事実に誤りがあったときは、その号の冒頭で、隠さずに訂正します。間違いを隠さないことが、信頼の前提だと考えるからです。
- 反論を歓迎します。 あなたの異論・批判は、消すべきノイズではなく、このニュースレターを鍛える材料です。いただいた声は、今後の編集の参考にします。
- これは投資助言ではありません。 noposi は判断材料を提供するだけで、最終的な売買の判断と責任は、いつもあなた自身にあります。
誰のために
中核となる読者は、日本の個人投資家(株・FX)のみなさんです。あわせて、世界の動きをつかみたいビジネスパーソン、金融業界をめざす就活生にも。
そして、初心者の方にこそ届けたいと思っています。専門用語の壁で経済を諦めてほしくない。だから noposi は、難しい話を、できるだけやさしい言葉で書きます。今日が経済を読む一日目でも、大丈夫です。
独立していること
noposi は、一人で運営する独立したニュースレターです。スポンサーや特定の業界、特定のポジションに縛られていません。だからこそ、強気にも弱気にも、等しく耳を傾けられます。
支えてくれるのは、読者であるあなたです。読者に向き合うことだけを考えていられる——その独立性が、私の中立を支えています。
参加する
- 無料購読(メール) ── 毎週日曜の朝、その週いちばんのテーマを6ブロックで、あなたの受信箱へ。平日も、大きな動きがあれば不定期でお届けします。
- 意見を送る ── 賛同も、反論も歓迎します。返信は hello@noposi.com へ。すべてには返信できませんが、必ず目を通します。
- X ── 速報や、その日の議論はこちらで。@noposihq
気軽に立ち寄って、読む習慣を始めてみてください。
ポジションを取らないことは、何も主張しないことではありません。「読者を、自分の頭で判断できる人として信じる」 という、ひとつの強い立場です。
noposi は、その立場に立ち続けます。
世界経済を、ポジションなしで読む。